私は貝になりたい
「私は貝になりたい」は加藤哲太郎の手記を元に制作された作品で、過去にテレビドラマや映画などがされています。今回新たに主人公清水豊松役を中居正広さん、その妻の役を仲間由紀恵さんが演じ再映画化されました。
田舎で理髪店を経営していた主人公が戦時中に上官から命令された行った事が、戦後の裁判で罪に問われてしまいます。同じような戦犯が収容された監獄の中で主人公は必死に嘆願書を出し、家族は減刑のための署名をもらいに来る日も来る日も人を訪ね歩く日々を過ごしていましたが、ついに最後の日がやってくるというお話です。
この映画では特に日本と米国の戦時中における指揮系統の違いによる誤解、そしてその誤解を理解しようとすることなく一方的に裁判を進めていく米国によって本来受ける必要のないであろう大きな罰を受けてしまった主人公とその家族の戦いが描かれていました。私たちの祖父や祖母が生きていた時代にはこのようなことが現実としてあったのだろうと思うと、今の平和な世の中でもっと感謝してもいいのかもしれません。
映画のタイトルでもある「私は貝になりたい」と思わざる得ないような心境になることは普段の生活ではなかなかないことだと思います。主人公がそこまで人生に絶望してしまえるような悲しいお話を是非ご覧になって下さい。
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